「あれ?この子誰だろ?」


私は低い棚の上に置かれていた写真が目に入った。



右は幼なじみの圭汰。

真ん中は私。

左は…………



まただ。思い出せないよ…


一体君は誰なの?



よく見ると、悠汰に似ていた。




誰だろう?



写真の隣に圭汰からずっと前に借りたCDが置かれていた。




「あっ。忘れてた。」



ぼそっとつぶやいた。



そうだ。今から返しにいこう。



私は圭汰に電話をした。