私は坂口の方にふりかえる。
ホンとはこんなこと頼みたくないんだけどっ!
これもクラスのため!
「坂口っ、今から放課後つきあってね。」
「はぁっ!?」
目を丸くしてこちらをまじまじと見る坂口。
そんなに驚かなくてもいいと思う。
「明日からクラスで文化祭準備始めるでしょっ!
材料の買い出しいかないと何もできないじゃないっ!」
私だって行きたいわけじゃないのよ。
そんな思いを今口に出せたらどんなに楽だろう。
でも今はケンカしてる場合じゃないっ!
大人になるのよ、野乃香!
「仕方ないでしょっ、材料の調達は文化祭実行委員の仕事なんだから!
嫌だとか言わせないからね!」


