おれが君を好きな理由(短編)

「だ~か~ら!ださいっていってんの!」


自分でもびっくりするような


声をだした。



「え?どうしたの?草汰君?あたしたちなにかした?」




「すごくださいよ、嫉妬かわかんないけどそんな中途半端なことすんなよ。かわいいからなに?かわいいとなにがいけないの?なんもしらない癖に適当なこと言ってんなよ」



そなままたちあがり



ベランダにでた。




「久保さん!!」



校門にむかう久保さんをよびとめる。



振り返った久保さんは




今にもなきだしそうだった。