おれが君を好きな理由(短編)

「まじなんなの?ほんとちょーうざいんだけど」


「てかいつのまにってかんじ、」


「ほんと男おとすの上手いよね~」


わざと聞こえるこうにいっているのか



どうなのかはわからないけど




どんどん



その声がおおきくなる。




「てゆーかさ、いい加減うざいよね」



「ほんとまじちょーしのりすぎ」




「ガタンッ」




「どうした久保?」




「すいません。具合がわるいので帰ります」





「気お付けてかえれよ?」




鞄をもち教室を


勢いよく飛び出した。