あれから8年、それから2年

水亜に引っ張られて入ったキッチンはカレーの匂いがした。

「龍、遅かったじゃない!おかえり」

母さんはカレーの鍋を掻き混ぜていた。

「水亜もご飯たべるの待ってたんだから!!」

甲高い声が響き、僕は水亜の口を塞いだ。