あれから8年、それから2年

家に帰ると、水亜が玄関まで出て来た。

「りゅうにぃ!!」

「はいはい、ただいま」

水亜は僕のカバンを引っ張る。

その拍子に靴を脱ぎながら前屈みになっていた僕は壁に衝突するところだった。

「っぶねぇ」

水亜はお構いなしだけど。