あれから8年、それから2年

「龍の心臓の音がする」

彩はニコニコしながらそう言った。

彩に速い鼓動を聞かれるのは恥ずかしかったけど、不思議と、1つになれたような、何かを共有した気がした。

本気でこのままでいなかったけど、時間の止め方を僕は知らない。

彩を離して、彩の少し乱れた髪を撫でて直した。