僕は夢と朝の間をうつらうつらしていた。 夢の延長がまだ頭の中で微かに続いている。僕を起こす母さんの声が一掃大きくなった。 7時10分。 家を出なきゃいけない時間まで20分しかなかった。 夏に慣れきった体に10月の冷たい気温は暖かい布団をどうしようもなく恋しくさせる。