僕は窓側から彩のいるところに近寄った。 「彩、貸しな」 そう言って彩の肩からクラリネットのケースを僕の肩にかけた。 「ありがと」 彩は恥ずかしそうに目線を下げた。 僕はそんな彩を見てると思わず笑ってしまう。 「なんで笑ってるの?」