「た……け…て」 泣きそうな声で俺を呼ぶ声。大好きだったあの子の顔が悲しみに歪んでいた。 「凛―っ!」 ハッとして目を覚ます。まだ辺りは真っ暗だった。…凛の夢を見たのは何年ぶりだろう。 凛は俺に助けを求めていたのだろうか? 思えば凛が居なくなって10年も経つ。壁に飾られた写真を見ながら俺は凛と共にあの遊びのことを思い出していた。 …あれは、小学4年生の時。