「私……もう戻れないの、失敗しちゃったの。 一方通行なの。 流ちゃんに……会いたい……」 ミューの声が段々暗くなっていく。 泣くのを我慢しているようだった。 ミュー! 俺のミュー! 「じゃぁ、俺が行く。連れていってくれ!!」 俺が呼びかけると、離している携帯から叫び声が聞こえた。 『流さん……流さん!!!!!!』