「は……?」
「私も流ちゃんが好きなのかなって思ったこともあった。
だけど、私が好きなのは、どこかにいる要くんだから」
何だよ、おい……?
こいつ、俺が好きだっていうの、気が付いてたのか?
そんで、そのセリフ?
いくらポジティブな俺でも、閉口するしかなかった。
マジかよ……。
俺、いるかも分からない、大きい要とやらに負けたのか……?
「お前……最近、要と会ってるの?」
やっと俺の口から出た言葉は、そんな質問だった。
ミューは左右に首を振る。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…