俺、日下部流(くさかべ りゅう)は、ミューに振られた。 ミューというのは小椋みう(おぐら みう)のことで、二歳年下の幼馴染。 ちょっと天然入ってて、ふわふわしてて、可愛い子だ。 「流ちゃん」 俺をちゃん付けで呼び、いつもニコニコと笑顔を見せていた。 そして、いつも転ぶ。 俺が手を差し出すと、照れたようにその手を取る。 いつものパターンだった。 きっと、ミューも俺のことが好きだと思ってたのに。 まさか、まさか……。 告白する前にこの想いが散ってしまうなんて……。