死ねない一生

「本当だよ」

「約束ですよ?」

お客の太ももをなでた。

「約束するとも。」

私の手の上に手を重ねてきた。

「ふふっ」

少し微笑んだ。

「約束としてシャンパンを」

「ありがと♪」

客が、私の耳元に近づいた。

「君をNo.1にさせてあげるよ」

「え?!

 ほんとうですか?」

「本当さ。

 俺を誰だと思ってる?」