見知らぬ人と、今日知り合った。
彼は優しい声の持ち主。
「あたし、なんかすごいな」
いきなり、知らない人と少し喋って、明日会う約束をしてしまった。
こんなの初めてだ。
「変なの…」
一瞬で終わった、この出来事。
完璧、向こうからしたらあたしは、いきなり現れた変な人。
そう思われててもいいから、会いたくなったんだ。
また明日も続くと気づくと、明日が楽しみにしている自分がいた。
偶然は奇跡の集まりだと、おじいちゃんは教えてくれた。
君に今日出会えたことも、奇跡だといいな。
あたしの帰る足は、自然とスキップになった。