俺の愛を、お前に捧げる

「うぜえんだよ!!何で女がここにいんだよ!!出てかねえとぶっ殺すぞ!!」

ソファの前に置いてあった机を蹴り飛ばし女達を睨んだ。


「…ご、ごめんなさい……」

そう言って速やかに出て行く女達。


「…行っちゃった~」

恭祐の言葉に俺はまた切れた。

「お前もお前なんだよ。俺の前で女と甘ったるい会話なんてすんじゃねえ」

俺は言いたいことが言い終わり、ソファに座り直した。


「へーい」

恭祐はめんどくさそうに謝り、俺の前のソファへと腰掛けた。


「恭祐、俺ここで寝る。疾風に23時に起こせって伝えといてくれ」


そう恭祐に伝え終わり返事も聞かずに俺は瞼をゆっくりと閉じたのだった――。