そしてちょうど2時45分になった時
俺はむくっと立ち上がり恭祐に
「出かける」といい足早に部屋を出た。


部屋を出て廊下を突っ走り、階段を勢いよく駆け下りて外へ出ると、梅林が車で待機していた。

俺は急いで車に駈け寄り乗り込んだ。


「…っあ、すいません」

「いいから。前のとこまで行け」

「了解です」


そして車はゆっくりと
動き出したのだった。