鏡を覗く。

紅潮したままの頬。

緩んだ口元。

目元も何処かしらにやけてる。

「ホントだ・・・」

先生と話してからずっと、にやけてたんだ・・・。

そう思うと余計に顔が緩んだ。

「ヤバい」

私、ホントに馬鹿だ。

緩んだ顔を叩いてから、私は美和の待つ教室に帰った。