二人の約束

「離してよっ。」



勢いよく腕を振り離した。



誰この人。背が高くて顔は結構かっこいい。


「お前、自分がしてることわかってんの?あの男の人はどう見ても、お前の彼氏じゃねーだろ。」



当たり前じゃん。彼氏なわけないじゃん。


私はふと彼の手を見ると、私が買ったタバコを持ってる。



「そのタバコ私が買ったやつ。」


つい、声を出してしまった。