愛されたい、だけなのに~先生、信じてもいいの?~【1】






「私のことは、ほっといてください」



少し笑みを含め言うと、再び歩き出す。






「さく…」






背後から呼び止める声がしたが、聞こえないフリをした。









ふと…廊下の窓に視線をやると、しとしとと雨が降っていた。






最近は毎日、雨が降り続いている。












私の心もー…









梅雨の雨みたいに、やまない雨が降り続けている。