愛されたい、だけなのに~先生、信じてもいいの?~【1】


「マナ!?心配したんだよ!!」

翌日、遅刻しながらも学校へ行くと蘭が駆け寄って来た。

「ごめん…なかなか調子良くならなくて」

「風邪?」

「う…うん。でも、もう大丈夫だから」


蘭には、柳先生のことなんか言えないー…

「お、来たな」

ドキン。


背後から、聞き覚えのある声が聞こえた。

振り返ると、柳先生いた。


「おはよう。櫻井」

マナの目を真っ直見て、柳先生が言った。

「…っ」

「はっよー!圭吾!今日もカッコいいね」

「お前には言ってねぇよ」

「は!?ひど!」


今は…会いたくない。


「マナ、ひどくない!?って…どこ行くの!?」


蘭が話を振ってくる前には、身体が動いていた。


「はぁ…はぁ…」






柳先生から逃げるように、マナは屋上へと向かった。