「…昨日、屋上で言ったことを覚えているか?」 「…」 コクりと、ゆっくり頷いた。 「"俺がお前の味方でいてやる"って言ったよな?」 「…そうですね。でも…」 私は、その言葉がこの世で一番大嫌い。 「味方って言っても俺は、お前を助けることはできない」 「…」 え…? ゆっくりと、ベットの横下に座っている柳先生に顔を向けた。 「お前が自分を助けるしかないんだ」 真剣な眼差しで、柳先生がそう言った。