愛されたい、だけなのに~先生、信じてもいいの?~【1】








「…昨日、屋上で言ったことを覚えているか?」




「…」




コクりと、ゆっくり頷いた。




「"俺がお前の味方でいてやる"って言ったよな?」





「…そうですね。でも…」


私は、その言葉がこの世で一番大嫌い。







「味方って言っても俺は、お前を助けることはできない」



「…」



え…?




ゆっくりと、ベットの横下に座っている柳先生に顔を向けた。









「お前が自分を助けるしかないんだ」








真剣な眼差しで、柳先生がそう言った。