「また、絶対に遊ぼうね!」

私は今でも、あの時金井さんが言った言葉が忘れられない。

だって、約束と言うには余りに独りよがりで、それはむしろ「お願い」みたいに聞こえたから。

切実で、不器用な、彼女なりの。


私もまた遊びたかったな。

話したいことがたくさんあるんだよ。

幼なじみだからね、私たち。
話は尽きないよ、きっと。


きっとね。