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そのときあの時のように今度は

私の部屋の窓が開いた。

「!?」

「千代さん・・・」

入ってきた人物は予想どうり、

浮宮さんだった。。

涙で視界が歪む。。

「無理をしないでください」

「無理なんっ!?」

浮宮さんは私をぎゅって抱きし

めてくれていた。

「泣きたい時は泣いてください

。本当にすみません、先ほど言

った石は本当はあなたしか触る

事ができない物なのです。。」

彼は私の耳元で小さく呟いた。

吐息が私の耳にかかり、顔が赤

くなっていくのがわかる。

「それでも・・あなたを巻き込

みたくなかった・・」

彼の声はとても悔しそうで・・

「だから・・僕がアナタの心の

穴を埋めるから・・絶対に寂し

くないようにしますから」

彼の力はドンドン強くなってい

って。

「浮宮さん・・痛いです・・」

「あっ!すみません!」

パッと離してくれた彼の顔も私

と同じくらい赤かった。

「こんなふうに女子(おなご)

を抱きしめたのは、、初めてな

んです/////」

「意外・・ですね・・」

「そうですか?」

「はい。すごくモテそうなのに



「それがさっぱり!ハハ^^」

「ハハハ^^」

「やっと、笑ってくれました」

「?」

「アナタは笑顔の方が良く似

合う」

凄く真剣な目で私を見てくる

「でわ、失礼します^^」

彼は入ってきた窓から再び出て

行った。

最後に

「僕がアナタの事を好いている

ことをお忘れなく――――。」

この言葉を残して。。