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「っとは言ったものの・・」

私はベッドに寝転びながら、そう

呟いた。

『~♪』

携帯の着信が鳴る。

「泰葉か・・」

私は通話ボタンを押した。

「千代!!」

携帯から響いてきた泰葉の声は、

凄く焦った声だった。

「どうしたの?一回落ち着いてよ

!」
 
泰葉にそう声をかけると

「落ち着いてられないよ!!」

「なんで?」

「超超イケメンが学校にいたの!

!」

「・・・。」

「ッ千代?」

「それだけ?」

「うん」

「ごめん。切るね・・」

そんな明るい状態になれなかった

最後に泰葉が何か言っていたけれ

ど構わず切るボタンを押した。

もう一度携帯を開いて、今度は、

データフォルダを見た。

「泰葉・・・」

泰葉の名前を呼んだだけで、涙が

止まらなかった。。



もう・・


会えないかもしれない・・


この世界に戻れないかもしれない


いやだよぉ。


やだよ。。