「あ、あの人です…」 さっきの気弱はまたY校生に捕まったみたいだ。 可哀想に今にも気絶しそうだ。 だけど指差す方向が 私向かっていると気付き 少しの怒りを感じた。 隣の匠は殺意が芽生えたみたいだ。 顔が般若の様で柄が悪い。 『匠、この間喧嘩したばっかりなんだから、今日は何もしちゃ駄目。』 「あいつらがなんもしてこなきゃな。」 今日も駄目かもしんない…。