私の噂を聞き付けて 馬鹿で暇な男子高校生が来たのは 中二の春だった。 小学校の低学年から隠していた"それ"は当時、 微かな噂として校内で流れていた。 同じ出身校の人が少なかったから。 私と匠は我関せずだったけど、 とうとう近くの高校にまで流れてこみ 馬鹿が暇潰しに確かめに来たと言うわけ。 要は運が悪かった。