小さな公園が併設されている ひっそりと佇む神社。 一目見て巡り溢れる思い出。 匠と初めてここで出逢い 何故か仲良くなった。 初めての喧嘩も 初めての仲直りも すべてここでだった。 待っていればまた匠が 仲直りしよう。 そうあの日みたいに 私を迎えに来るかもしれない。 私はブランコに足を進ませた。 いつも待つことしかしない私は 卑怯で臆病な人間だ。 そう思っても待つことしか出来なかった。