─月は見ていた。


何の接点も無い

生きる時も異なる二人が

めぐり逢った時を。


白銀の狐─
─孤独を抱える少女。


二人は偶然に出逢ったのか


それとも必然に引き逢わされたのか



全ては夜空に姿を現す


闇を照す月にしか


解らない…。