惚れたのはナルシスト



「真白ちゃん!!」

「へぇっ!!?」

「もうっ、何ボーっとしてんだよ。早く帰ろ?」

「え、あ、もうそんな時間?」

「そうそう。ってか、どうしたの?昼飯食い終わってから、なんか抜け殻みたいなんだけど。やっぱなんかあった?」

「いっ、いいえ!なんにも!!」

「怪しー・・・。」

「なんもないの!」

「ふーん?」



荷物を鞄に詰めて、アタシは昼ご飯の時を振り返る。