惚れたのはナルシスト



「雪兎くん、なに虐めてんのよ?」

「違うって、じゃれ合ってんの。」

「虐めだろっ、つか、離せっ、痛いっ、死ぬぅっ!!!」

ヤバ、涙出てった・・・っ

「あ、ヤバ、やりすぎちゃった。ゴメンね、真白ちゃん。」

「ゴメンじゃないっ、この馬鹿ナルシストっ!!!」

「真白、早く行こ?」

「うん?」

「真白ちゃん・・・。」

「・・・・ッフン!!」


あんな奴、もう知らないっ!!!





――――――――in裏庭


「うわっ、超綺麗っ!!」

「でしょっ?」


桜が満開に咲き誇っていて、

桜の花びらがちらほら散り始めている。


「こりゃ、絶対告白スポットでしょ!」

「うん、そうだよ。アタシもここで雪兎くんに告ったもん。」

「え?」

「さ、食べようか♪」

「うっ、うん・・・?」