最初は、睡魔に負けじと目を開いていたけど、だんだん視界が小さくなっていく。







そんなあたしに気付いた仁は、顔に笑みを浮かべていた。







仁「ねみぃーなら、帰るぞ」







千「帰るってどこに?」






仁「俺ん家」






千「仁の家に行くの?」






仁「あぁ。それでいいか?」






千「うん」






仁「じゃぁ、行くか」






そう言った瞬間、あたしの体が浮いた。






と、思ったら仁にお姫様抱っこをされていた。