仁との電話を切った後、壱夜が病室に入って来た。







壱「目覚ましたか?」







千「うん」






壱「なぁ、何があったか教えてくれねぇーか?」






千「分かった」






壱「きつかったら途中でもいいから止めてくれ」






千「うん。今日ね・・・デビルのところにいたのはケジメをつける為なの。雅に翔を殺され許せなかった」






壱「でも、なんで1人で行ったんだ?勝ち負けは決まってるって分かるのに」






千「勝ち負けの問題じゃないの。最初っから負ける事は分かってた。でも、あたしが勝手に起こした事にみんなを巻き込むわけにはいかない」






壱「けど、お前殺されかけてたろ?」






千「それでもよかった・・・」





壱「んだと?」