滑り台だった。しかし少女は下から滑り台を見上げているだけでのぼろうとしない。 すると少女は逆から滑り台を上りだしたのである。 『こっちから上るんだよ』 光汰が教えると少女は光汰の言うとおりについて来て、滑り台を滑った。 しかし少女は滑り降りてもなお不思議そうに滑り台を見つめている。 これは、あまり楽しくなかったのかな? そう思って聞こうとした時すでに少女は次の遊具に向かって走り出していた。 次に少女がたどり着いたのは、鉄棒だった。