なんて笑わせながら悩みを聞いてくれた。

ありがとう、先生…



その週の木曜日。

夜お母さんと喧嘩しちゃって家を飛び出した。

こんな時間に友達のとこにも行けないし…

気付いたら山本先生に電話をかけていた。

「もしもーし」

「先生?」

「どしたぁ?」

「先生、私もうどうしたらいいのかわからない」

泣いちゃって声が裏返っていた。

「何があったん?」

「お母さんと喧嘩しちゃって…」

泣きながら話す私に先生は“うんうん”“大丈夫大丈夫”って安心させてくれた。