貴方は愛の言葉を紡いで



私のもとを飛び立った―



私に明日までという猶予を与えて―



夜の帳がおりて


いつものように 部屋は暗いのに


気持ちだけが



何故だか いつもと違う―



天使の残像が 脳裏をよぎる



貴方の残した言葉が真実なら




私にも 貴方のように 翼が生えるかしら?



貴方は 私の揺籠になり得るのかしら?




飛ぶことを忘れた鳥を


優しく匿ってくれる?




時には 優しく差し延べてくれた手をつついてしまうかもしれない―



それでも 私を 解放してくれる?



明日 明日 きっと 私が決めるのね―



私が―