「ジャッジャーン。」
・・・は?
母さん、今、口でいったよね。
吹き出す俺の前に、現れる母さん。
呆気にとられる俺。
「ほら、尽ッ!どーぉッ?」
って、この…意味不明な服の評価をしろと?
母さんの今の格好は…
なんて言えばいいんだろ?
何というか…まぁとにかく…派手。
・・
母さんが後10歳若かったらまだいいだろうけど…。
自分の年齢、分かってんのかなー?
「尽、どーぉ?」
また聞いてくる母さん。
「…いいんじゃねっ。」
笑顔が引きつる。
そんな俺を気にもせずに、母さんはニコッと笑い、
服の説明を始めた。

