「後、母さんの意味不明な
ファッションショーに付き合わされた。」


「ファッションショー?」


あの空白の2時間、俺は母さんの

ファッションショーに付き合わされていた。

染髪が終わり、何を思ったのか

母さんはありったけのドレスやらなんやらの

服を引っ張り出して来て、

不思議に思った俺は、思い切って尋ねて見た。


「母さん、どーしたの?」


「ファッションショーするの。」


満面の笑みを浮かべる母さん。


「は?」


戸惑う俺を前に、着々と準備を進める母さん。

かと思えば、イキナリ部屋を出て行った。

何しにいったんだー?

やらねーのかな、ファッションショー。

それが一番いいんだけど。


チャラララー♪タラララー♪

イキナリ鳴り響く音楽。