ひんやりと、背中から感じる
少女の体の体温。

ちょっと歩くと、すぐ家が見えた。

ガチャッ

一生懸命ドアノブをまわし、
家に入ると、

「あらー、誰かしらぁ?」

母さんが走って来た。

「母さん、この子!」

少女を降ろすと、

「あらっ、可愛いじゃない!
やったわねー、尽★」

ニッコリ微笑む母さん。

「…じゃなくて、さっき道路に倒れてたんだけど。」

呆れながら言うと、

「体、かなり冷えてるわよ?
あっためないと。」

少女の額に手をあて、
顔をしかめる。

「んじゃ、ヨロシク★」

アイス買わないと!!!