蜃気楼。


「サユリも一緒行きたいー!!!」



「いいけど・・・、珍しいね。」



「アハっ。」



サユリ・・・

もしかしなくても、助けてくれた?



「真央。いこ!」


サユリは私をみてニコッと微笑んだ。


「うん、行く。」


このチャンスを逃がすまいと

急いでモエというかサユリの元へ走る。



「エミカとユミカは?」



「「ん"ー。」」


しばらくお互いの顔を見つめ合う二人。



「行こーかなー。」


「あっ、ユミカ、行けないよ!」


「なぁ~んで?」


「今日は、おじぃちゃんが来る日だよ!」


「そーだった!」


「速くかえろ!」