シルバーウルフ -Is this love?-

裕太が戻ってきた。


「その女を預かってもいいが200を出せって言われた。」

裕太が他人事のように俺に言った。


金儲けから対極にあるはずの“聖職孤児院運営業”が、殺しを介して儲けている。


神と悪魔が表裏だと知る者の対価は“金”だ。


「俺たちがこの女のために支払う義理はないからな。」

裕太が俺に確認するように呟く。


俺は200程度のはした金に興味はない。


いつでも耳を揃えて払ってやる。


しかし、施設に預けたところで洋子にいびられ、こき使われる。


そんな洋子の目を盗んで神父はこのチャイニーズ嬢の身体を舐め回すのだ。




“俺の知ったこっちゃねぇ。”




今は後部座席で無表情で座っているチャイニーズ嬢。




“知ったこっちゃねぇが……”



あの微笑みをもう一度、見たかった。