シルバーウルフ -Is this love?-

俺も出入口まで戻る。

そんな裕太も出入口に到着した。


裕太は男のチビ2人の手を離す。

上着からZIPPOライターを取り出す。





足下の赤いカーペットは裕太がポリタンクから撒いた灯油でずぶ濡れだった。



“火を着けろ”そう言われなくても理解出来た。





3人のチビを連れて店を出た裕太。



人殺しを請負う顔付きに見えなかった。


さながら、遊園地から疲れた3人の子を連れて帰る優しいパパのようだ。



俺はZIPPOに火を灯した。


床に投げた。


感染するように炎が燃えて進む。




施設を暖めていた石油ストーブの匂いを思い出した。