シルバーウルフ -Is this love?-

のたうち廻る小太りへ近付く俺。

髪の毛を掴んで上半身を立たせた。

白いハンチング帽を手渡した。



「お前と同じようなダチョウ倶楽部の小太りの奴が、“くるりんパ”って言いながら、ハンチング帽を被るだろ?お前、これであれやれ。」


「は……、はい?」

返事でなく、疑問の「はい。」

左手のリボルバーを腰にしまう。


左手を強く握る。


拳を小太りの鼻っ柱に叩き込む!!





小太りが倒れないように髪の毛を掴む手を強めた。


「やれ。」

静かな俺の絶対的命令口調。



「は……、はい!!くるりんパ。」

蚊の鳴くような声の“くるりんパ”……。


そして、超スローな動作。



全く笑えない空間。


俺がスベッたような空気。


それにカチンときた。


左膝で小太りの土手っ腹に膝蹴りを食らわせた。


今度は倒れた小太り。


つま先でコメカミもついでに蹴りあげた。