シルバーウルフ -Is this love?-

女子高生が医院に来たが、涙ながらにメイが拙(つたな)い日本語で説得して帰した……、その日。


にんじん嫌いの裕太。メイは夕方から裕太の好みに合わせたカレーライスを作っていた。


散髪嫌いの裕太。横と後ろを、すっきりといつの日か、メイに切り整えてもらって清潔感を得ていた。


「メイ、明日はお前の作った水餃子を喰いたい!!」などと、裕太はすっかり、メイを追い出すことを、ど忘れしているかのように、俺の目の前でメイの得意料理をリクエストしていた。



裕太は胃袋を掴まれただけでなく、日常的な世界に、メイの存在を否定できなくなっているように見えた。