シルバーウルフ -Is this love?-

充満(じゅうまん)しているプロパンガス。弾丸がそんな廊下のいちばん奥の壁に当たった。



  ……着火した。



猛烈な爆風と強烈な爆音。





うら寂しい繁華街に、燃焼の塊の太陽が舞い降りた……。


そんなカンジでテナントビルの1階は燃え盛(さか)った。







それは、うら寂しい、あの女にしては、盛大(せいだい)な火葬祭にも見えた。




銀髪の先が、向かってきた炎の熱でチリチリと焼けた。





“チッ”舌打ちを鳴らした。





それが、俺からの……、あの女への弔(とむらい)いの言葉代わりだった。










俺はマーチに乗り込んだ。




エンジンを掛けて発進させた。