シルバーウルフ -Is this love?-

ビルの干潟のような廊下が視界に映った。



俺はそこへ向けて、リボルバーを構(かま)えた。






包丁で喉元を突き刺した……、あの女の顔が頭によぎった。





未練が滲むような瞳。




心残りを表す透明な涙。




「許してね……。ごめんなさいね。」女の声が頭の中でリピートした。








  俺はそっと目を閉じた。








「許せねぇよ。」

俺はそう呟いて目を開けた。


あの女……、神父……、裕香……、裕太……、どいつも許せねぇ。



俺はリボルバーを弾いた。