シルバーウルフ -Is this love?-

「あんたさっきからナニ言ってんの?ぜんぜん意味わかんないんだけど?」

もう1匹の若い女が言った。



不必要に声がでかい。歳は20あたり。スタイルは良く、瑞々(みずみず)しい果物のように若さをハチキレさせている。



だが、残念。浜の匂いがしそうな田舎娘のメイク。ボリューム満々のツケマツゲ。イソギンチャクを付けているように見えた。顔はうら寂しいこの繁華街によくマッチしている。




「ママ、なんか変なお客です、帰ってもらいましょうよ!!」

若い女はカウンターのいちばん奥の年増に声を張り上げた。



俺は右手で腰のリボルバーを一瞬で抜いた。年増に訴えている横顔。右のこめかみに向けて弾いた。



弾が貫通した。左のこめかみから果汁を飛び散らした。若い女の身体が吹っ飛んだ。



キープされてる安物の洋酒の瓶が次々に落ちていった。



バリバリと音を鳴らして割れていった。店内のカビ臭さに酒の匂いがプラスされた。