二人で並んでお賽銭を投げ、鐘を鳴らした。 俺は手を二回叩くと、手を合わせて願い事をした。 『雪との幸せが続きますように。そして、夢が叶いますように』 俺にとって、夢よりも雪とのかけがえのない毎日のほうが大切になっていたんだ。