近くにあったギターを弾きながら、俺は歌い始めた。 君はそれを目をつぶって聞いている。 俺は誰かの為に歌ったのは久しぶりで、いつもと違う緊張を感じていた。 曲が2番に差し掛かったときだった。 君の頬を一滴の涙が伝った。