なんなん、あんた！！

力まかせにリビングのテーブルを蹴ってひっくり返した。なんかが割れる音が聞えたけど、あまりの怒りのため気にせず部屋を飛びだした。自分の部屋に飛び込み財布とケータイをひっつかむとまた飛びだした。こういうときは親友と飲むに限る。後ろでカケルがあたしを読んでるのが聞えたけど、思いっきり無視をして走りだした。

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「あぁ～、イライラするー！！ビールもう一杯！！」

親友の愛美は苦笑いして自分のジョッキを飲み干した。

「でも、よくわかんないやつだね、カケルくんって。」

かわいく首を傾げる愛美をキッと睨んで、ビールを一気に半分呑んだ。

「ちゃんとわかるわ、あんなやつ！あたしの人生を破壊させようとしてるんだ！今までどんだけ面接つぶされたか。。。このままじゃ、就職活動を邪魔され、あたしはニートになり、家賃が払えなくなった挙句、ホームレスになるんだぁ！！！」

お袈裟に叫んでテーブルにうっつぷす。愛美は笑ってまた一気飲みをした。

「はいはい。」
「ほんとだぜ？高校んときからこうなんだよ！もういい加減無理！」